授乳中の方への処方で困られたことはないでしょうか。
添付文書を読んでみても、本当に大丈夫だろうかと不安に思うこともあるかもしれません。基本を学び、自信を持って説明できるようになりましょう。
以下の問いに、○ か ✖️で答えよ。
1.医薬品添付文書において「授乳中止」とされている薬剤は、授乳児に有害事象が発生している薬剤である。
2.WHO/UNICEFは、母児にとって「薬剤内服のために授乳を中止することは、内服しながら授乳を続けるよりも危険である」としている。
3.分子量が大きい薬剤ほど、乳汁移行しやすい。
4.薬剤投与による一時的な授乳中断は、母乳産生量の低下を招くことがある。
5.母体が服用した薬剤の多くは、子宮内での暴露よりも母乳を介した暴露のほうが少ない。
6.RID(相対的乳児投与量)が10%以下の場合は、児への影響は少ないと考えらえている。
7.授乳婦への風疹ワクチン接種は、授乳児へ風疹感染を招く危険性があり、禁忌である。
8.授乳中に造影CT検査を受けた際、造影剤の授乳児への移行は約0.01%未満である。
9.授乳中に造影MRI検査を受けた際、造影剤の授乳児への移行は約10%ほどあるため、24時間は授乳を控えることが望ましい。
10.授乳中にバリウム検査を受けた際、バリウムは乳汁中には移行しない。
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