いつでも、誰でも、産婦人科研修

みんなで産婦人科研修

こんにちは。産婦人科専門医・指導医のDr.のりまきです。

民間市中病院や公立病院にて、初期臨床研修医の先生の教育に携わってきました。今も研修医の先生と一緒に、産婦人科の魅力を探究する日々です。

と申しましても、私自身も十数年前は初期研修医として、スーパーローテーションの中で産婦人科の研修を受けておりました。

「産婦人科の研修では、こういうことを勉強したい」当時研修をしながら思っていたことは、今の研修医の先生方も似たようなことを思っていると感じます。

ただ日常の研修では、思い描いているようなことを学べないことは多くあるのではないかと思います。

どのような診療も経験して欲しいと思いますが、産婦人科ではどうしてもデリケートな診察や問診となるため、立ち会えないことも多くなっているかもしれません。また緊急対応が多いのも産婦人科の特徴ですので、落ち着いてディスカッションする時間が取れないこともあるかもしれません。

私は産婦人科医として仕事をしてきまして、日々ドラマがあり、魅力の尽きない科であると思っています。この魅力を研修医の先生方に少しでもお伝えしたいと思います。

また産婦人科では、他の科の先生方との連携は欠かせません。持病のある妊婦さん、授乳中の方、婦人科の患者さんの治療などなど、日々お世話になっております。

人口の半分は女性ですので、どの科の先生方も、妊婦さん、授乳中の方、婦人科患者さんに接することがあるでしょう。薬やレントゲンなど、どうしても悩まれることがあるかと思います。

初期研修では産婦人科の研修はたった1〜2ヶ月ほどでしょう。その中で学べることは限られてはいますが、少なくとも、産婦人科にfriendlyな先生方になって欲しいと願っています。

こうした思いを持ちつつ、少ない時間でも研修医の先生のニーズに応えられるような研修内容を日々悩みながら作ってきました。

試行錯誤を経て、ある程度の研修内容ができ上がったと感じます。このblogでは、初期研修医の先生方への研修教材を提供していきたいと思います。短い産婦人科の研修期間ですが、より理解が深まるきっかけとなったり、産婦人科の魅力を発見する機会となりましたら幸いです。また皆さまの意見をいただくことで、さらに良い研修内容にしていきたいと思っています。

産婦人科ではない他の科の専門医の先生にも、産婦人科の基礎知識の整理として活用いただけたら嬉しいです。

ではともどもに産婦人科の魅力の探究を始めましょう。

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